5GOALS for 黒部 について

5GOALS for 黒部は、
『黒部の福祉を良くする活動計画』で定められた
5つの目標(GOALS)です。

活動人口を増やそう

SDGs1のアイコン

黒部市人口ビジョン(2015年策定)では、今後の人口は減少し、一方で高齢者の増加が見込まれます。そのような中で、地域活動を発展的または、維持していくためには、一人ひとりが2役、3役と様々な「出番と役割」を持つ必要があります。地域活動に参加する機会を増やし、人口減に反比例するように活動人口(地域活動に参加する人)を増加させていくことを目指します。

地域で活動する人を増やし、地域の担い手を育てる

  1. 小さな地域で出番を増やす
  2. 住民主体の意識を育てる
  3. 世代間交流事業に取り組む

黒部の可能性

60%の住民が町内会や自治振興会等の身近な活動に参加している

町内会や自治振興会等の身近な組織にのべ6割を超える方々が参加しており、そのような組織が担う暮らしに密着した活動に、市内の中学生の多くが感謝の気持ちを感じています。

第3次黒部市地域福祉計画(P17)

具体的な取り組み例

くろべボランティアセンター

ボランティアのマッチンングや活動支援、研修、情報交換会など開催し、黒部市全体のボランティア活動推進のプラットフォームを担っている。

ボランティア活動の様子
地区社会福祉協議会(16地区)

黒部市内の全地区にそれぞれ地区社会福祉協議会が設置されており、小地域単位での福祉活動を推進する「住民主体のまちづくり」の体制が取られている。

地区社会福祉協議会の様子

話すことからはじめよう

SDGs2のアイコン

人と人とのつながり、信頼関係を構築するためには、知る場、学ぶ場、話し合う場、そして当事者同士が支え合う場づくりが必要です。話し合い、相互理解、情報を共有することから、新たな手立てが導き出され、それが行動促進へつながります。地域のこれからを自分たちで考える対話の場づくりを増やし、住民主体のまちづくりを目指します。

ICT(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)
情報通信技術の略。パソコンやスマートフォン、スマートスピーカーなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称。

話し合う場、学び合う場、支え合う場をつくる

  1. 市内で学び合う場をつくる
  2. 新しい話し合いの場をつくる
  3. ICTを活用した「知る・学ぶ・つながる」場をつくる

黒部の可能性

地域住民の役に立ちたいと思っている住民はたくさんいる

必要とされればご近所の方の支援をしたいと思っている人は54.8%
災害発生時に近所の高齢者・障害者に対し避難の手助けができると答えた人は71.3%

第3次黒部市地域福祉計画(P50、52)

具体的な取り組み例

地域福祉分野のおける
ICT利活用

少子高齢化が進展する中で、地域福祉活動の支援者が支援しやすい環境づくりをICTの力を活用して課題解決に取組んでいる。

くろべネットICT利活用実証プロジェクトの全体像

すべての人々に福祉を

SDGs3のアイコン

誰もが安心して地域で生活していくことができる地域共生社会を実現するためには、「お互いさまの助け合い」の心を育てていく必要があります。また、声なき声を拾い、時代の変化と共に生まれ続けるマイノリティーな立場にある人々を「誰ひとり取り残さない」の精神のもと支えていく社会の実現を目指します。

マイノリティー
社会的少数者または社会的少数集団。社会的少数派とは、その社会の権力関係において、その属性が少数派に位置する者の立場やその集団を指す。

誰もが安心して暮らせる社会的孤立の無い地域をつくる

  1. 「お互いさまの支え合い」を実現する
  2. 「声が届く地域、声を見つける地域」を目指す
  3. 小地域単位での地域課題解決力を高める

黒部の可能性

福祉の相談先として、地域の中の様々な専門機関が認知されている

たとえば介護が必要になった時の相談先として、行政や医療機関以外にも、ケアマネージャーやホームヘルパー、社会福祉協議会が挙げられている。

第3次黒部市地域福祉計画(P56)

具体的な取り組み例

くろべネット

地域住民、地区、ボランティア、福祉関係団体、企業、社会福祉協議会、行政など様々な団体が連携し、地域での包括的な見守り体制「くろべネット」を構築している。

くろべネットイメージ図

U-40代の力を活かそう

SDGs4のアイコン

地域を支える支援者の高齢化が深刻な課題として挙げられている中、次世代に引き継ぐしくみとして、地域での話し合いの場面において若者の声を意識して入れていく必要があります。人生100年時代を見据えて、40代以下が地域づくりに関心を持つ機会をつくり出し、参加する場を提供することで次世代の社会参加を促すことを目指します。

U-40代(アンダー40代)
「U(ユー)」はアンダー(under)の頭文字で、「下の」、「下に」を意味する。この場合は49歳以下を指す。

U-40代に地域福祉への関わりや参加の機会を増やす

  1. 小中高生の福祉に触れ合う機会を増やす
  2. 10代、20代、30代、40代の声を入れる
  3. 全世代で福祉体験教育に取り組む

黒部の可能性

若者の地元愛が強い

黒部にずっと住みたい、あるいは戻って来たいと答えた中学生は59.5%、高校生は60.6%

平成29年度シンクタンク事業調査報告書(P41、85)

具体的な取り組み例

第三次黒部市地域福祉活動
計画策定委員会
(5goals for 黒部)

幅広い声を反映するため黒部市内の中高生へのアンケート調査、20代から80代までの委員会構成で男女割合は対等にし議論を進めた。

第三次黒部市地域福祉活動計画策定委員会の様子

U-40代の力を活かそう

SDGs5のアイコン

複雑多様化する地域課題を解決していくためには、それぞれの強みや利害を明確に連携協働していくことが必要不可欠です。異業種や異分野でつながる多職種の場づくりや市内16地区間での連携体制の強化を目指します。

パートナーシップ
協力関係。協働。提携。
プラットホーム
動かすために必要な、土台となる環境、土台となっているもの。
コラボレーション
共に働く、協力するという意味で、共演、合作、共同作業、利的協力を指す語である。

U-40代に地域福祉への関わりや参加の機会を増やす

  1. つなぐプラットホームを整備する
  2. 異業種/異分野がコラボレーションする場づくり
  3. 地区同士の助け合い、連携を強化する

黒部の可能性

地域活動の出会いや交流に
やりがいを発見

地域福祉を進めていく上で、住民と行政や専門機関との連携は必要不可欠と認識されていますが、同時に、地域活動の担い手にとっても、連携における、色々な人との出会いや交流がやりがいになっています。

平成30年度シンクタンク事業調査報告書(P43)

具体的な取り組み例

黒部市社会福祉法人連合会

黒部市内の社会福祉法人(11法人)が連携協働し、地域での公的的な活動の推進している。「ふくし丸ごと相談会」や市社会福祉協議会と協働で「くろべふくし知恵袋LINE bot」を開発した。

黒部市社会福祉法人連合会イメージ図

みんなで取り組む
3つの重点事業
[5カ年推進]

  • くろべネット

    誰もが安心して暮らせる
    包括的な見守り支援体制の強化

    「誰もが安心して暮らせるやさしい福祉のまちづくり」の実現のために、ご近所や地域単位での普段の見守りを大切にしながら、黒部市全域で住民と企業や行政、専門職などが連携することで市民総参加の地域共生社会の実現に取り組んでいきます。

    • 活動人口を増やそう

    • 話すことからはじめよう

    • U-40代の力を活かそう

    • パートナーシップで目標を達成しよう

  • 地域福祉分野でのICTの利活用

    ICTを利活用した地域福祉事業の
    効率化、発展的な継続

    人口減少や福祉の担い手不足、複雑多様化する地域課題に対して、ICTの力を活用することにより、効率や利便性を高め、福祉活動支援者の環境や活動を間接的に支援し、地域福祉推進力を強化していきます。

    • 活動人口を増やそう

    • U-40代の力を活かそう

    • パートナーシップで目標を達成しよう

  • 小地域福祉活動の強化

    それぞれの地域特性に対応した
    地域福祉推進の計画づくり

    黒部市全体を考えながらも、それぞれの小地域(16地区)の地域特性や実情にあった活動や事業を考えることが必要です。地域単位で調べ、考え、話し合う機会をつくり「自分たちの地域を自分たちで良くしていく」住民主体の活動をつくりだします。

    • 活動人口を増やそう

    • 話すことからはじめよう

    • U-40代の力を活かそう

    • パートナーシップで目標を達成しよう

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